19歳ルイス=スケリーの去就は?アーセナルが抱える超有望株の現在地
まだシーズンが本格的に始まってもいないのに、すでにアーセナルの未来を揺るがすホットトピックが浮上している。主役は19歳の超新星、マイルズ・ルイス=スケリーだ。
昨季、左サイドバックの序列でリッカルド・カラフィオーリやピエロ・ヒンカピエに後れを取ったことで、彼の長期残留が疑問視されるようになった。だが、その才能が色あせたわけではない。2024-25シーズンのブレイク時には瞬く間にプレミアリーグ屈指の若手フルバックへと成長。イングランド代表にも食い込み、デビュー戦で最年少ゴールという金字塔を打ち立てた。その夏、アカデミー出身の逸材は新たな5年契約を勝ち取っている。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ところが、今度は立場が一変。クラブは昨年4月にはルイス=スケリーとイーサン・ヌワネリの2人で最低でも総額1億ポンド(約190億円)の移籍金を回収する構えを見せていた。しかし、シーズン終盤に本来のポジションであるセンターミッドフィールドで見事な復活劇を演じたことで、首脳陣は今夏の移籍市場での扱いを再考せざるを得なくなった。
プレシーズンでも抜群のパフォーマンスを披露し、直近の親善試合2試合では先発出場。日曜のコミュニティ・シールド(マンチェスター・シティ戦)へ向けて好調をアピールしている。ワールドカップ明けで戻りの遅れた中盤の選手たちや、新加入のブルーノ・ギマランイスがチームに馴染むまでの間、ルイス=スケリーが定位置奪取へ再挑戦する余地は十分にある。
そんな中、火曜日にはマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが獲得に興味を示していると報じられた。BBCスポーツの情報筋によれば、1月にマンUへルイス=スケリーの獲得が打診されたというが、アーセナル側は「積極的にオファーした事実はない」と否定している。
マンUは左サイドバックの補強が急務。昨季の正統派左SBはルーク・ショーのみだが、そのフィットネス記録は不安定だ。パトリック・ドルグはプレシーズンを通じてより攻撃的な役割で起用されており、ニューカッスルのルイス・ホール獲得も難しい状況。そんな中、ルイス=スケリーなら中盤の3枚目のオプションとしても機能する可能性がある。
一方、チェルシーも打診を受けたと認めたが、アーセナルはやはり他クラブへの売り込みを否定。チェルシーにはすでにジョレル・ハトと新加入のペップ・チャバリアという2人の左SBがいる上、今季は欧州カップ戦がないため試合数も限られる。中盤も6人を抱えており、大幅な選手放出なしにルイス=スケリーを獲る可能性は低いとみられる。
肝心の本人の意思は明確だ。ルイス=スケリーは「アーセナルに残りたい」と公言し、ファーストチームでの定着へ向けて努力を続ける覚悟を示している。確かに、ギマランイスの加入で中盤の競争は激化したが、過密日程を考えれば出場機会は巡ってくる。
しかし、クラブは移籍市場閉幕までにさらなる人員整理を進める方針。ガブリエル・ジェズスやガブリエル・マルティネッリは適切なオファーがあれば放出対象で、ファビオ・ヴィエイラやリース・ネルソンは構想外。昨夏に2億5000万ポンド、今夏もすでに1億ポンド以上を投資しているアーセナルは、デッドラインが迫る中で柔軟な対応を迫られている。
そして、アカデミー出身のルイス=スケリーを売却すれば、クラブの会計上「純利益」として計上できる。本人もその事実を認識しており、昨季最終節の優勝パレードでプレミアリーグトロフィーと共に写った自身の写真に「pure profit」とキャプションを付けて話題を呼んだ。
ただし、新たに導入されたスクワッド・コスト・レシオ(SCR)ルールにより、移籍金は契約年数で均等に配分されるため、アカデミー出身者を売っても即座に大きな会計効果は得られなくなった。
現時点では移籍は差し迫っていない。それでも、ルイス=スケリーのアーセナルでの未来が確定したわけではない。19歳の若武者を巡る駆け引きは、これからが本番だ。
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