WBO指令!シーラズvsアリムハヌリ、スーパーミドル級決戦へ
WBO(世界ボクシング機構)が動いた。スーパーミドル級王者ハムザ・シーラズに対し、次戦の防衛相手として元統一ミドル級王者ジャニベク・アリムハヌリを指名する指令を正式に下した。両陣営には20日間の交渉期間が与えられ、合意に至らなければ入札に持ち込まれる。
注目すべきはアリムハヌリがスーパーミドル級で一度も戦ったことがない点だ。それにもかかわらず、WBOは同階級の最新ランキングでカネロ・アルバレスに次ぐ2位にカザフスタン出身のアリムハヌリを据えた。カネロは10月にWBC王者クリスチャン・ムビリへの挑戦が決まっており、その隙間を縫う形で指名が実現した。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro WBOは公式声明で、デンマークの無敗選手ジェイコブ・バンク(ランキング4位)ではなくアリムハヌリを選んだ理由を説明。バンクはWBOグローバル・スーパーミドル級王者として長く活動し、2回の正式な指名請願を行っていたが、アリムハヌリのより高いランキングとチャンピオンとしての経歴が優先された。WBO選手権委員会のルイス・バティスタ・サラス委員長は「バンクの地域タイトル防衛は立派だが、約6年のキャリアで世界ランク入りした相手としか戦っていない」と指摘。アリムハヌリの実績を評価した。
アリムハヌリ(17勝12KO)は2025年後半に予定されたWBA王者エリスランディ・ララとの統一戦前の検査で持久力向上物質メルドニウムの陽性反応を示し、IBFミドル級王座を剥奪され、WBOからも出場停止処分を受けていた。しかしWBOは「アリムハヌリは協力的で処分を全うした」として、今回の挑戦資格を認めた。33歳のアリムハヌリは2025年4月にアナウエル・ンガミッセンゲを5回でストップしたのが最後の試合。一方27歳のシーラズは7月下旬にジッダ・スーパードームでサイモン・ツァッヘンフーバーを退け、初防衛に成功したばかりだ。
熱量高まる中、アリムハヌリは自身のSNSで「カネロ、準備しろ!インシャッラー、シーラズを倒してタイトル統一だ!」と宣言。「この試合が待ちきれない!すぐに2階級制覇の世界チャンピオンになるぞ」と意気込みを語っている。ファンからは「シーラズにとって最大の試練」「階級上げて即挑戦とは大胆」といった声が続出。ボクシング界を揺るがす一戦の行方から目が離せない。
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