マルチネス、ロペス、カルデナスが運命を賭ける8.29プロボックスTV
プロボックスTVが贈る8月29日のチャンピオンシップシリーズ。ロサンゼルスのガレン・センターに響くゴングは、レスター・マルチネス、ナジー・ロペス、ラモン・カルデナスという3人の男たちの未来を大きく変える一夜となる。
見どころは何と言っても、WBC暫定スーパーミドル級王者マルチネス(グアテマラ、20勝0敗1分、16KO)だ。対するは無敗のルカ・プランティック(13勝0敗、10KO)。この一戦に勝利すれば、10月31日に控えるWBC正規王者クリスチャン・ムビリと4階級制覇王者カネロ・アルバレスとの対戦勝者への挑戦権が目前に迫る。マルチネスはすでにムビリと激しいドローを演じており、トレーナーにブライアン・“ボーマック”・マッキンタイアを迎え、練習では現役を引退した5階級制覇王者テレンス・クロフォードの助言も得ている。まさに万全の態勢だ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro テキサス州出身のカルデナス(27勝2敗、15KO)は、コロンビアのレオナルド・カリージョ(20勝1敗1分、9KO)とのスーパーバンタム級戦に臨む。カルデナスは昨年、T-モバイル・アリーナで井上尚弥(日本)からダウンを奪いながらも8回TKO負けを喫している。しかしWBCとWBAで2位にランクされ、再戦に向けて最高のポジションを守っている。カルデナスは練習の合間に語った。「プロボックスは『誰も恐れないファイター』を育てている。これが俺たちのいる場所だ。試験をクリアすれば、また次の階段を上れる。」
さらなる見せ場は、ジョージア州出身のロペス(16勝0敗、13KO)。3月にはマヌエル・ガジェゴスとの年間最高試合級の熱戦を演じ、7回ダウンを奪われながら8回に逆転KO。今度は無敗のコロンビア人強打者ファン・カリージョ(15勝0敗、11KO)と対戦する。WBAライトヘビー級4位の座を懸けた一戦は、またしても牙をむく激闘が約束されている。
カルデナスはマルチネスについてこう話す。「彼は強い。ただレスターでいればいい。ムビリ戦も良かったが、カネロとの対戦なんて想像しただけで興奮する。2人とも打ち合うスタイル。100パーセント花火になる。」そしてカネロがマルチネスを避けるのでは?という憶測についてはこう反論した。「俺が子供の頃に見ていたカネロはゴロフキン、コット、メイウェザー、ララ…誰とでも戦った。レスターは今や‘誰か’だ。なぜ逃げる必要がある?カネロは無敗じゃない。負けたこともある。それでもリスクを取ってきたから、レスターともやってほしい。」
カルデナス自身も井上との再戦を熱望する。「競技者として、もう一度戦いたい。初戦はもっとできることがあった。井上には何をしたいか決めてほしいが、もし122ポンドに留まるなら東京ドームでもいい。本当にそうしたい。」ただし、井上がフェザー級に上げる場合も警戒。「ラファエル・エスピノーサ、フィゲロア、レオといった強敵がいる。ファンとしては見たいが、競技者としてはもう一度チャンスをくれ。」
同じテキサス州出身のジェシー・“バム”・ロドリゲスがもし井上を破れば、故郷サンアントニオのアラモドームで同郷対決が実現する可能性もある。「彼が10歳の時から知っている。個人的には戦いたくないが、ベルトが懸かれば話は別だ。金と条件が合えば、『チャンピオン、俺もチャンピオンになりたい。やるべきことをやろう』と言うつもりだ。」
全ての勝利が次への切符となるこの大会。8月29日、男たちの拳に全てが懸かる。
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