マッキンズ新体制のレンジャーズ、開幕ドローも手応えは前年と違う
同じ1-1のスタートでも、中身はまるで違う——。スコットランド・プレミアシップ開幕戦、ダンディー・ユナイテッドとのアウェイゲームを終えたレンジャーズには、昨年のような苛立ちではなく、むしろ静かな決意が漂っていた。
試合は先制を許す展開に。前半、ラクラン・ローズにゴールを奪われ、後半に入ってセロ・アースガルドの同点弾で追いついたものの、その後は決め手を欠いた。終盤には相手FWジェシー・ランドールに決定的なシュートを浴びたが、GKイヴォル・パンドゥルが冷静に処理し、何とか勝ち点1を確保した。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 「残念だ。勝ち点2を落とした。でも、我々は3点を取るに値するプレーはできていなかった」。指揮官デレク・マッキンズの口調は冷静そのもの。「信頼を高め、肩を並べてシンプルなことをしっかりやる必要がある」と続け、まだチームは完成途上であることを強調した。
前年、開幕戦のマザーウェル戦ドローに前監督ラッセル・マーティンは激怒していた。だが今季、マッキンズは「1試合だ。過去に何があったかは興味がない。これから良くなっていく」と語り、改革のスピードを焦らない姿勢を示した。
新戦力も続々とデビュー。パンドゥル、ベン・ゴッドフリー、キャミー・デブリン、ローレンス・シャンクランドが先発で初陣を飾り、途中からはダン・ニールとロス・マクローリーも投入された。マッキンズは今後も補強を続ける意向を明言している。
しかし、元レンジャーズのアンディ・ハリデーはスポーツサウンドで戦術面に疑問を呈した。「何人守備陣を並べようと、基本はコンパクトさだ。レンジャーズはその最も遠い位置にいた。セロ・アースガルド以外のベストプレーヤーは全員ダンディー・ユナイテッドの選手だった」と指摘。その上で「レンジャーズは発展途上だ。補強は続くだろうが、期待したスタートでは到底なかった」と厳しく評価した。
一方、元レンジャーズFWのスティーブン・トンプソンは冷静な見方を示す。「望んだ結果ではないが、アウェイの難しい会場での勝ち点1だ。他のチームもここでは苦しむ。シーズン最初の試合で過剰反応はすべきじゃない。マッキンズが欲しい選手を獲り、練習でやり込めた時に判断すればいい」。
課題は明らかだ。特にウイングの不足は深刻で、先発左サイドのジェディ・ガッサマは前半だけで交代。後半はモハメド・ディオマンデとアースガルドが狭いエリアでプレーせざるを得なかった。マッキンズは「相手を崩せる、仕掛けられるウイングが欲しい。我々のストライカーはサービスに依存している。それを理解した上で、補強を進めている」と語った。
新体制はまだ第1歩。次戦はヨーロッパリーグ予選のヤギエロニア・ビャウィストク戦が控える。ベン・ゴッドフリーがハムストリングを負傷し、新加入のオルウェトゥ・マカンヤのビザ取得も不透明と、守備面でも不安が残る。だがマッキンズは動じない。「我々はハードに取り組んでいる」その言葉通り、長い目で見たプロセスの始まりだ。
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