プレミアCEOマスターズがFIFA痛烈批判「自爆ボタンを押した」インファンティーノ会長のW杯売却計画に怒り
プレミアリーグのリチャード・マスターズCEOが、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が進めようとしたワールドカップ商業権売却計画を「自爆ボタンを押したようなものだ」と痛烈に批判した。新シーズン開幕を前にBBCスポーツの独占インタビューに応じたマスターズCEOは、FIFAが自ら招いた傷口に言及。「これはFIFAが作り出した問題だ。自ら傷を負い、組織が自爆ボタンを押した。その結果、解決策を模索しなければならなくなっている」と語気を強めた。
問題の発端は、インファンティーノ会長が打ち出した「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」構想。これは全FIFA大会の商業・チケット権を管理する新会社を設立し、その21%を民間投資会社に売却するという計画だった。しかし、UEFAを筆頭とする複数の大陸連盟から猛反発を受け、ボイコットの脅威もあって断念に追い込まれた。マスターズCEOは「FIFAは非営利組織であり、W杯を将来のサッカーのために信託として保持すべきだ。売却は悪いアイデアだ」と断言。イングランドサッカー協会(FA)がインファンティーノ支持を撤回した決定を「正しい立場だ」と全面的に支持した。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon さらにマスターズCEOは、来年3月に予定されるFIFA会長選について「統一候補の登場が必要だ」と強調。現時点で11月18日の立候補期限までにインファンティーノ会長に挑戦する人物は名乗りを上げていないが、「統一候補はFIFA改革、そして会長の役割とその相互作用の改革を公約にすべきだ」と訴えた。
また、先の北米W杯で起きたフラリン・バログン(アメリカ代表)のレッドカード問題にも言及。バログンはボスニア・ヘルツェゴビナ戦で一発退場となり自動1試合停止処分を受けたが、ドナルド・トランプ大統領がFIFAに異議を申し立て、処分が1年間猶予された経緯がある。マスターズCEOは「なぜFIFAがプレミアリーグのような明確なレッドカードレビュー制度を持たないのか理解できない。FIFAはサッカーへの非政治的干渉を許さない立場を貫くべきだ」と疑問を呈した。
新シーズンのプレミアリーグについては「監督の世代交代が起きている」と指摘。アーセナルがミケル・アルテタ監督の下で連覇を狙う一方、マンチェスター・シティ、リバプール、チェルシーが新監督を迎える。スター選手の流出懸念には「世界トップ100選手のほぼ半数がプレミアに所属している」と反論し、「ヒーローは去り、新たなヒーローが現れる。リーグの質は変わらず素晴らしい」と自信を見せた。
チェルシーに対する1000万ポンドの罰金と移籍登録停止処分については、エバートンやノッティンガム・フォレストへの勝ち点剥奪と比較して「歴史的なケースでPSR(収益性・持続可能性ルール)とは全く異なる」と説明。新オーナーが自主的に情報を開示した点や証拠の不完全さを考慮し、「制裁合意が最善の選択だった」と理解を求めた。
一方、マンチェスター・シティに対する100件以上の財務規則違反の審理については「予想より時間がかかっているのは認める」と述べる一方、「ルールは明確で、プロセスを自然な結論に導くしかない」と具体的情報の提供を避けた。
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