開幕3戦未勝利…マッキネス監督のレンジャーズに早くも暗雲
新シーズン開幕からわずか9日。デレク・マッキネス監督率いるレンジャーズに、早くも激しい試練が襲いかかっている。3試合を終えて未勝利、失点は5。ダンディー・ユナイテッド、ヤギエロニア・ビャウィストク、そしてこの日曜日のハイバーニアン戦と、すべての試合で先制点を許す苦しい展開が続いている。
ホームで迎えたハイバーニアン戦は、まさに現状の課題を象徴する一戦となった。マッキネス監督が「我々の方が良いチームだった」と振り返るように、試合内容では勝る場面もあった。しかし、守備陣のミスが勝敗を分けた。今季3試合目にして3種類目の最終ラインを組んだが、夏の新戦力バニャ・ドラゴイェビッチがジョシュ・カーを倒してPKを与えてしまう。このPKが決勝点となり、2-1で敗戦。指揮官は「判定には不満だが、我々は勝つつもりで来ている。この敗戦はダメージだ」と唇を噛んだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 元ハイバーニアンのMFスコット・アランはBBCラジオ・スコットランドで「マッキネス監督がベストイレブンを決めているとは思えない。もう大一番の時期なのに、それは問題だ」と厳しく指摘。さらに、元レンジャーズのMFライアン・ジャックも「ホームで勝ち点を取れないのは危機だ。3戦未勝利となれば、当然厳しい質問が飛ぶ」と警鐘を鳴らす。
実際、マッキネス監督は前節の欧州リーグ予選敗退後、「もっとシビアに、ゴールを生命のように守れ」と選手たちに激を飛ばしていた。しかし、その言葉が浸透する間もなく、同じ過ちが繰り返された。守備の連係不足、ポジショニングの乱れ、そしてメンバーが固定されない不安定さ——これらすべてが重なり、チームは迷走している。
今週木曜にはヤギエロニア・ビャウィストクとの欧州リーグ予選第2戦を控える。予選突破の命運はかかっており、守備の立て直しは急務だ。マッキネス監督は「チームは後半、素晴らしい反応を見せた」と前向きな要素も口にするが、現実は厳しい。
さらに、ストライカーのユセフ・チェルミティが負傷で担架で運ばれるアクシデントも発生。クラブはチェルミティへの大型オファーを拒否したばかりで、この負傷が移籍市場にも影響を与える可能性がある。指揮官は「複数の選手にオファーを出している。もっと早く決着したかったが、数日中に何か発表できるかもしれない」と補強の必要性を強調。
前例のない苦しい船出となったレンジャーズ。マッキネス監督はセント・ジョンストン、アバディーン、キルマーノック、ハーツと渡り歩いてきた「堅守の名将」だが、今のチームにはそのDNAがまだ息づいていない。このままでは、シーズン序盤にして早くも「正念場」を迎えることになりそうだ。
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