パ・リーグ後半戦キーマン!前田悠が大谷超えの快挙、達孝太が先発復活へ
プロ野球パ・リーグが7月31日から後半戦に突入。優勝争い、クライマックスシリーズ進出、個人タイトル争いが激しさを増す中、スポーツ報知が各球団のキーマンをピックアップ。前半戦で輝きを放った選手、不振から這い上がろうとする男たちの後半戦に注目が集まる。
まずは首位を独走するソフトバンク。ドラフト1位左腕・前田悠伍が止まらない。今季11試合に登板し8勝無敗、防御率1.41。体調不良で開幕ローテを逃したが、5月3日の楽天戦で初登板を迎えてから一度も負けていない。高卒3年目以内での開幕8連勝は球団では1965年の林俊彦以来、実に61年ぶりの快挙。さらに2009年の田中将大(現巨人)、2015年の大谷翔平(現ドジャース)がマークした7連勝も上回る、まさに「大谷超え」の記録だ。小久保監督も「トッププレーヤーに上り詰めるサイクルに入っている」と絶賛するが、本人は「野手の人のおかげ」と謙虚。大阪桐蔭時代からセンバツ、世界大会でも優勝を経験した「世代NO.1左腕」が、後半戦も悠然と腕を振る。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 一方、逆転優勝を狙う日本ハムは、背番号16・達孝太の先発復活に期待をかける。今季は開幕ローテ入りも先発9試合で2勝6敗、防御率4.06と結果を残せず5月30日に2軍落ち。しかし6月16日に中継ぎで再昇格すると、10試合で2セーブ5ホールド、防御率0.75と抜群の安定感を見せた。新庄監督は「腕の振りが全然違った。中継ぎを経験して力配分しながらギアを上げるところを思い出してもらった。彼ならできる」と信頼を寄せる。後半戦開幕の31日ロッテ戦に先発する達は「前半戦も大崩れした試合はあまりなかった。大きく変える必要はない。結果は後からついてくると信じて投げたい」と、鬱憤を晴らす覚悟だ。
ロッテは「1番」藤原がキーマン。5月上旬に右肩亜脱臼で離脱したが、6月30日の楽天戦で復帰するとブランクを感じさせない打撃でチームをけん引。「引っ張る意識は強く持っている。追い込まれるまでは大きいのを狙おうかと。上に行くには長打を増やさないと」とテーマは明確。サブロー監督も「出塁率も高い、打率も高い、足も速い」と信頼を置く赤髪のイケメンだ。
4位オリックスは太田がポイントゲッター。79試合で打率2割8分3厘、7本塁打、チーム最多の37打点をマークし、同最多の51試合で4番を務める。「打撃が一番期待されている。もっとできると思うので上を目指したい」と高い向上心。ハードヒット率(95マイル=約153キロ以上の打球の割合)はチームトップの42.1%で、二塁打もすでに昨季の10本を上回るリーグ6位の18本。進化は数字にも表れている。
2位西武はネビンが打線の軸。来日2年目、左脇腹の違和感で出遅れたが5月1日に合流すると不動の4番としてチームの2位に大きく貢献。22日の日本ハム戦から3戦連続本塁打もマークし、「状態もいい。自分の仕事はしっかり果たせている」と手応え十分。19年以来の頂点へ、この男の一撃が欠かせない。
最下位楽天はマッカスカーが反攻の主役。今季加入した助っ人は序盤大苦戦し2度の2軍降格を経験したが、5月28日に再々昇格してからアーチを量産。10日のソフトバンク戦では1試合3発を放つなど、前半戦52試合で打率2割6分7厘、13本塁打。「いい時も悪い時もあった。調子はまだ全然上げられる」と自信を見せる。日本語を熱心に勉強し、お立ち台で「アザッス!」と声を張るのが定番化。チームは吉井監督就任後13勝14敗と立て直しており、警戒網を突き破る覚悟だ。
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