平均年齢18歳!フェアリージャパンがロス五輪切符 田口久乃「胸がいっぱい」
若きフェアリーたちが、涙と汗の先にある夢の舞台への切符を、日本勢で一番最初に手にした。
ドイツ・フランクフルトで行われた新体操世界選手権第4日。28年ロサンゼルス五輪の予選を兼ねた団体総合で、日本代表「フェアリージャパン」が2種目合計56.700点をマークし、堂々の2位フィニッシュ。3位以内に与えられる五輪出場枠を獲得した。平均年齢わずか18歳の若い布陣が、全競技を通じて日本勢第1号のロス五輪切符をつかみ取ったのだ。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 前半種目のフープ・クラブでは28.550点で全体3位。迎えた後半のボール、テーマは「忍者」。日本文化を前面に押し出し、「静」と「動」を完璧に織り交ぜた5人のフォーメーションは、まさに圧巻。乱れのない演技で今季チーム最高得点となる28.150点をたたき出し、逆転での五輪切符獲得を決めた。
田口久乃主将は「胸がいっぱいで実感が湧かない」と感慨を語れば、西本愛実も「自分たちの力を2種目で出し切り、切符を取れて本当にうれしい」と喜びを爆発させた。
この快挙の裏には、計り知れない苦難の連続があった。チームは24年パリ五輪の出場権を逃し、4大会続いていた五輪出場が途絶える屈辱を味わった。さらに昨年2月には、村田由香里強化本部長の威圧的な指導問題が発覚。チームは空中分解しかねない危機に直面したが、協会が体制を見直し、鈴木歩佳前主将(26)を中心としたコミュニケーションで結束。前回大会では史上初の金メダルを獲得し、見事に再起を果たした。
しかし、苦難は続く。今大会は「ディフェンディングチャンピオン」として紹介されたものの、チームを支え続けた鈴木らが金メダル後に引退。平均年齢18歳と一気に若返った新生フェアリージャパンは、経験不足が否めず、今年の国際大会では一度も表彰台に立てなかった。
それでも彼女たちは諦めなかった。パリ五輪を逃したメンバーである田口、西本を中心に、通し練習(2分30秒)を昨年の10本から毎日30本へと3倍に増やす超ハードトレーニングを敢行。伝統の「フェアリー会」でピクニックに行くなどして結束を深め、雪辱への道を着実に歩んできた。
村田強化本部長は「あれ以上は出せないという演技。(練習で)数をこなした分、力になっていたのが土壇場で見えた。体制を見直し、選手の経験が浅くても強化のスピードは速かった」と、若き戦士たちの成長を称えた。
早期に五輪出場枠を獲得したことは、強化面でも大きなアドバンテージ。田口主将は「どんどんレベルアップしていきたい」と力強く宣言した。まだ夢の途中、ロスへの道のりは続く。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 今、あなたにオススメ