モレイラ騎手も認めた完敗…シュトラウス斤量60キロで9着、ジャックルマロワ賞制したのは地元フランスのライフ
フランス・ドーヴィル競馬場で行われた第105回ジャックルマロワ賞(仏G1、直線芝1600メートル)。日本のシュトラウス(牡5歳、美浦・武井亮厩舎)が9着に沈み、国内外を通じて初のG1制覇はならなかった。コンビを組んだジョアン・モレイラ騎手(ブラジル出身)は「全く反応がなかった」と完敗を認めている。
レースは10頭立て。シュトラウスはシックスペンスとともに外ラチ沿いを進んだが、内で先行した外国馬に食らいつくことができず、直線で伸びを欠いた。この日のドーヴィルは外気温が30度を超え、全馬の斤量が0.5キロ増加。シュトラウスは60キロを背負う厳しい条件でのレースとなった。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon モレイラ騎手はレース後、「いつものように道中行きたがる面があったが、折り合いはついて走り自体は良かった。残り2.5ハロンで追い出そうとした瞬間、全く反応がなかった。そこから先は勝負になる脚を使えなかった」と振り返る。進路選択については「これまでのレースを見ると真ん中を取った馬が勝っているケースが多かった。ゲートを出た後の脚色を考え、外のポジションを選んだが、それが良くなかったかもしれない。ただ、あれ以外の選択肢はなかった」と語った。
武井調教師も「モレイラさんには任せていた」としながら、馬場状態の判断が結果に影響した可能性を示唆。「事前にヨーロッパのジョッキーと話したところ、外はソフトだがきれい、内はやや乾いているがボコボコしていると聞いていた。どちらを取るか任せて外を選択したが、結果的には中だった。ジョッキーは『馬の後ろで脚はたまっていたが、クイックネスを発揮できなかった』と言っており、馬場が原因かもしれない」と分析した。
一方、勝利を手にしたのは地元フランスの3歳馬ライフ。ミカエル・バルザローナ騎手が騎乗し、ゴール前の混戦を制して今年5月のプール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)に続くG1・2勝目を挙げた。地元フランス調教馬の勝利は9年ぶり。昨年のジャパンCを制したカランダガン、凱旋門賞Vのダリズと同じバルザローナ騎手&グラファール調教師&アガ・カーンスタッドの黄金トリオが、ここでも日本勢の前に立ちはだかった。
2着には英国のゼウスオリンピオス、3着にはアイルランドのプリサイスが入り、勝ちタイムは1分35秒50。日本調教馬のジャックルマロワ賞制覇は、1998年のタイキシャトル(岡部幸雄騎手)以来となる。
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