大岩陵平が史上最短デビュー4年11か月でG1初優勝!天山先輩も涙
新日本プロレスの夏の祭典「G1 CLIMAX 36」が8月16日、両国国技館で頂上決戦を迎えた。デビュー5年の27歳・大岩陵平と、8年のキャリアを持つ31歳・上村優也――新時代の旗手を懸けた一戦は、まさにストロングスタイルの真髄を見せつける激闘となった。
試合は両者ロックアップから緊迫感が漂う立ち上がり。上村が大岩の磨き上げた必殺のヘッドロックで先手を奪い、執拗に首を絞め上げる。大岩も負けじとヘッドロックで捕獲し、グラウンドでの技術戦が展開される。ハイレベルな攻防は場外戦ゼロ。リング上で繰り広げられる張り詰めた攻防に、観衆7260人のボルテージは最高潮に達した。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 20分を超え、上村がバックドロップ、ドラゴンスープレックス、ライオンズシャイナーと大技を連発。しかし大岩は、師匠・天山広吉直伝の天山スープレックスで応戦し、決して主導権を渡さない。30分を過ぎても両者の牙城は崩れず、上村が腕ひしぎ逆十字固めで左腕を極めれば、大岩は必殺のTHE GRIPで反撃。執念のジャーマンスープレックスで逆転を狙うも、上村は手首を離さない。
しかし大岩は諦めなかった。ショートレンジのTHE GRIPを叩き込み、ヘッドロックから再びTHE GRIPで追い込む。強烈な絞めに耐え抜いた上村だったが、ついにギブアップ。大岩が初優勝をつかみ取った瞬間、国技館は大歓声に包まれた。
この優勝は記録ずくめだ。出場者決定戦から勝ち上がっての優勝は史上初。20代での制覇は2014年のオカダ・カズチカ以来。そしてデビュー4年11か月でのG1制覇は、2008年の後藤洋央紀の5年1か月を塗り替える史上最短記録となった。
ゲスト解説を務めていた天山広吉は、かつての付け人だった大岩の快挙に「うれしすぎます」と涙。大岩はリング上で「予選から優勝してビッグドリームつかみました!」と絶叫。ライバルの上村には「上村優也は一生ライバルだ。これからも新日本プロレスのために高めあっていこうぜ」と熱いメッセージを送った。
さらに天山へ「天山さんの目の前で優勝したんで俺はめっちゃ幸せです」と感謝を述べると、天山は「俺もめっちゃ幸せや」と笑顔。大岩は「もっと熱い新日本プロレスにご期待ください」とファンに約束し、「10月の両国でIWGP、俺が挑戦して必ずつかみます」と王座挑戦を宣言。「俺が令和の夏男。THE GRIP 大岩陵平だ」と雄叫びを上げ、新たな時代の到来を告げた。
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