秋元康氏新アイドル「Cloud ten」専用劇場が台場にオープン、立地の課題は?
秋元康氏が手がける新たな男性アイドルプロジェクト「Cloud ten」(クラウド・テン)が、いよいよ本格始動の時を迎えた。専用のシアターが8月2日、東京・台場のダイバーシティ東京6階にオープン。秋元氏が三井不動産、東京ドームと3社でタッグを組み、構想から約1年。昨夏のオーディションを経て、ようやくファンに姿を見せる舞台が整った。
新シアターの最大のウリは、その距離感だ。米ニューヨークの小劇場「オフ・ブロードウェー」をモチーフに設計され、客席は「コ」の字型。約300席の最前列はステージまでわずか約1メートル。息づかいさえ感じられる至近距離で、パフォーマンスを体感できる。音響設備やバックの可動式スクリーンも充実し、どの席からもクリアな視界を確保。アイドルとファンが“会える”空間として、これ以上ない環境が整ったと言っていい。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 何より特筆すべきは、この劇場が「Cloud ten」専用であること。8月は休みなく公演が予定されており、いつでも誰でも気軽に足を運べる。秋元氏が掲げるプロジェクトのテーマは「目撃」。将来のスターが今ここで輝く瞬間を、自分の目で焼き付けられるというロマンが、この場所には詰まっている。
一方で、気になるのは立地だ。AKB48など48グループが都心の利便性の高い場所に劇場を構え、ファンが通いやすい環境を作っているのに対し、台場はどうしてもアクセス面でハンデを背負う。秋元氏自身、昨年11月の取材で「三井不動産さんとのご縁」で台場に決まったと説明。その上で「どれだけ遠くても行ってみたいと思うこと。ここが一番難しいところじゃないですかね」と、立地がもたらす課題を率直に口にしていた。
現代のアイドル業界は、海外勢も含めたまさに戦国時代。そんな中で「Cloud ten」がどれだけのファンに「時間をかけてでも行きたい」と思わせられるか。劇場の魅力を超えた、グループそのものの吸引力が問われることになる。飛躍の鍵は、まさにそこにある。
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