「これは終わりじゃない!」T-BOLANが武道館で新章サプライズ発表、2028年から#T-BOLAN始動
伝説のロックバンド・T-BOLANが8月10日、日本武道館でラストライブを開催。35年にわたる現体制での活動に終止符を打ったが、そこでまさかの新章突入がサプライズ発表され、1万人のファンが熱狂の渦に包まれた。
「日本武道館へようこそ!」――ボーカル・森友嵐士が満員の観客に指を差し、ぐるりと一周。「たったひとつのこの一夜!最高の景色を一緒に刻もうぜ。今夜は思いっきり楽しんでいってくれ!最後までよろしく」と叫ぶと、会場の空気が一変。1曲目はデビュー曲「悲しみが痛いよ」で、伝説の一夜の幕が切って落とされた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon この日は全47都道府県を巡ったラストツアーから一転、ガラリと変えたセットリストで勝負。「Bye For Now」「じれったい愛」「マリア」「離したくはない」など、渾身の24曲を披露。家業に専念しているドラムス・青木和義の出演はなかったものの、森友はギターの五味孝氏、ベースの上野博文と幾度もアイコンタクトを交わし、全身全霊でT-BOLANの音楽に没入。「愛してるぜ!」とシャウトが武道館に響き渡った。
1991年のデビューから35年。森友の心因性発声障害による解散、そして再始動。上野はくも膜下出血で生死の境をさまよいながらも奇跡の復活。昨年9月にはステージ4の肺がんを公表しながらツアーを突き進んできた。スクリーンに当時のミュージックビデオが流れる演出もあり、時を共に刻んできたファンとの絆が、ただならぬ空間を生み出した。
中盤には五味の朗読からのギターソロ、上野のベースドラムセッションと、各メンバーにスポットが当たるパートも。さらに、発声障害で苦しむ森友を「ロックは自由だ」という言葉で救った近藤房之助がゲスト登壇。「声なき声がきこえる」をデュエットし、森友は「これが夢だったんだよな。あの日、あの一言がなかったら今ここに立つ僕たちはきっといなかったと思います」と感謝を語った。
ライブ終盤もフルスピードは衰えず。「OK、武道館!思い切り叫ぼうぜ!」の呼びかけに、1万人のファンが大合唱で応えた。
そして、アンコール。最終楽曲「Heart of Gold」を歌い終えると、スクリーンのT-BOLANロゴが「∞」マークに変化。2028年7月10日から「#T-BOLAN」として新章がスタートすることが告知され、客席からは歓喜の声が上がった。
森友は「日本武道館で迎えたラストライブ。これは終わりじゃない。新しい時代へバトンを渡すための継承の始まりです」と宣言。「2028年7月10日、そこから始まる新しいT-BOLANは俺たちだけで作るものではなく、全国で応援してくれるひとりひとりが新しいT-BOLANを作る仲間とそんな世界を描こうと思っています。一緒に未来を作り上げる場所、それが『#T-BOLAN』。ここから歴史をつくる仲間になってほしい」と呼びかけた。
「また会おうぜ。その日を迎える第一歩を、今日この武道館から歩き始められたら」――伝説の一夜は、新たな旅立ちの第一章として、ファンの心に深く刻まれた。
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