移籍は私が来る前に決まっていた――新監督ジャイスル、ギマランイスの退団を語る
ニューカッスル・ユナイテッドに新たな風が吹いている。就任したばかりのマティアス・ジャイスル監督が、クラブの象徴でもあった主将ブルーノ・ギマランイスの退団について、率直な胸の内を明かした。
「私は彼と短い時間だったが、話をした。決断は、私が彼に会う前に既に下されていたんだ」
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ジャイスル監督は、スペインのトレーニングキャンプでギマランイスと対面した際のエピソードをこう振り返る。28歳のブラジル代表MFは、アーセナルへの移籍が目前に迫っており、チームメートやスタッフに涙ながらの別れを告げたという。移籍金はなんと7500万ポンド(約140億円)と報じられている。
「彼は素晴らしい選手であり、人間だ。手放すのは辛い。だが、彼にとっては新たな挑戦。我々もそれを受け入れ、前に進むしかない」
ギマランイスの退団は、ここ1年で主力が相次いで去る流れの一部だ。アンソニー・ゴードンはバルセロナへ、サンドロ・トナーリはトッテナム・ホットスパーへ移籍。さらに昨夏にはアレクサンダー・イサクがリバプールに渡っている。クラブのレジェンド、アラン・シアラーも「厳しいシーズンになる。困難な時期が待っている」と警鐘を鳴らす。
しかし、ジャイスル監督は悲観的ではない。「これは挑戦だ。多くの移行期にあるが、それをチャンスと捉えている。多くの大物選手が去ったが、彼らはクラブのレジェンドだ。だが、言い訳をするつもりはない。影響を与えられることに集中する」
指揮官が掲げるのは、若くてハングリーなチームへの刷新だ。すでに今夏、クラブは総額約1億4600万ポンド(約270億円)を投じ、GKのホルニチェクとジャウエン、中盤のバンバとスティール、そしてウインガーのトゥーレという5人の新戦力を獲得。いずれも24歳以下で、プレミアリーグ未経験の選手たちだ。
「これまでのキャリアで、私の履歴書にない経験だ。だが、それでいい。誰にでも最初の一歩はある。サウジアラビアやオーストリアで結果を残してきたが、プレミアリーグは別物。この舞台に立つこと自体が夢だった」
ジャイスル監督は、アル・アハリやRBザルツブルクでの成功を経て、初めて欧州トップリーグの指揮を執る。開幕戦は8月23日、本拠地セント・ジェームズ・パークにリバプールを迎え撃つ。新旧交代の荒波を乗り越え、新指揮官はマグパイズをどこへ導くのか。注目のシーズンが幕を開ける。
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