インファンティーノ会長に猛批判! UEFAとCONCACAFが「全権レビュー」要求
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が、大会への外部投資提案を撤回したことを受け、欧州サッカー連盟(UEFA)と北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)が土曜日に異例の声明を発表。インファンティーノのリーダーシップを公に批判し、「全権レビュー」の実施を求める事態に発展した。
UEFAは「現在のFIFAのリーダーシップは、UEFAだけでなくフットボールファミリーの多くのメンバーの信頼を失っている」と痛烈に非難。2016年の会長選出時にインファンティーノが掲げた「透明性」と「FIFAの資金は加盟協会のもの」という公約を反故にしたと糾弾した。「彼が密室で練ったみすぼらしい、不透明な取引は、全く透明ではなかった」とまで断言している。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro CONCACAFもこれに同調。声明で「統一が勝利した」と述べつつ、「今回の一方的で甚だしいガバナンス違反は、誤った歩みと同様の行動のパターンに従っている。このリーダーシップの全権レビューが今行われなければならない」と厳しい口調で要求。インファンティーノの名前こそ出さなかったものの、「フットボールを第一に考えなくなったリーダーシップの症状だ」と暗に批判した。
事態はさらに拡大。英国のアンディ・バーナム首相は主要国首脳として初めてインファンティーノの辞任を要求。イングランドサッカー協会もUEFAの立場を支持し、「FIFAのリーダーシップとガバナンスの徹底的なレビューが必要だ」と声明を出した。
一方で、カタールサッカー協会は最初にインファンティーノを公然と支持。ハマド・ビン・ハリファ・ビン・アハメド・アル・ターニ会長は「提案には価値があったが、加盟協会間の統一を優先した英断を称賛する。カタールFAは会長の世界的なサッカー強化の努力を全面的に支援する」と述べた。
問題の発端は、FIFAが自らの主要大会を運営する商業子会社「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」を設立し、外部投資家に少数株を売却しようとした計画。投資銀行JPモルガン作成の文書では、大会拡大により2035〜39年サイクルで加盟協会あたり2400万ユーロ(約2050万ポンド)の分配増を見込んでいたが、女子サッカーへの言及は一切なかった。
この計画が火曜日にメディアで報じられると、UEFAは木曜日に「W杯を投資商品として扱うことはできない」と反発し、計画が強行されればW杯をボイコットする決議を可決。CONCACAFも会員協会の大半がインファンティーノへの信頼を失いかけていると伝えられた。
金曜日にはFIFAのCOOケビン・ラムールが「組織自体が騙された」と認め、インファンティーノの上級顧問だったカルロス・コルデイロが辞任。「フットボールの未来を抵当に入れる悪い取引だ」と批判した。
UEFAの声明は特に強烈だ。「FIFAの銀行口座に眠っている資金を、草の根と広いサッカー界の活性化に使うべきだ。家宝を売り飛ばす必要はない。これはサッカー全体の勝利だが、話は終わっていない。提案はなくなった。FIFAへの信頼再構築の作業は始まったばかりだ」と締めくくった。
BBCのチーフフットボールニュース記者サイモン・ストーンは「UEFAの声明は、世界サッカーのトップに向けられた中で最も猛烈なものの一つだ。『みすぼらしい』『秘密の計画』という言葉が全てを物語っている」と分析。3月のFIFA総会で4期目を目指すインファンティーノにとって、この「雷鳴のような批判の弾幕」は深刻なダメージとなっている。
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