モーゼス・イタウマ、21歳でヘビー級王座へ!若きタイソン再来か
ヘビー級ボクシング界に、新たな旋風が巻き起ころうとしている。21歳のモーゼス・イタウマ(14勝0敗12KO)が、8月29日にロンドンのO2アリーナでフィリプ・フルゴビッチ(20勝1敗15KO)と対戦し、空位のIBF世界ヘビー級王座を争うことが決定した。この一戦は、まさに歴史的な瞬間を予感させる。
「この試合はIBFヘビー級王座決定戦に格上げされた。イタウマはマイク・タイソン以来の最年少ヘビー級王者になる可能性を秘めている」。そう語るのは、ProBoxTVの番組「BoxingScene Today」の司会を務めるクリス・アルジェリだ。同番組のもう一人の司会者、名トレーナーのロバート・ガルシアも、イタウマの才能に太鼓判を押す。「彼は21歳だ。ヘビー級で待望されていた、爆発的なパワーで相手をノックアウトするタイプの選手だ。ボクシング界はそれを必要としている。私はこの若者の歴史の始まりを見ていると思う」。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー イタウマは元々スロバキアのケジマロク出身で、現在はロンドンを拠点に活動。その戦績は14戦全勝、12KOという圧巻の内容だ。今回のフルゴビッチ戦は、ウクライナのオレクサンドル・ウシクが6月に3つのベルトを返上したことに伴い、空位となったIBF王座を懸けて行われる。さらに、この試合の勝者は、12月までにIBFランキング1位のフランク・サンチェスとの対戦が義務付けられている。
アルジェリはイタウマのスタイルを「新しい時代のヘビー級」と評する。「彼はスーパーヘビー級の体格を持ちながら、非常にアスレチックだ。サウスポースタンスからのリード、動き、すべてを持っている。本物のパワーもある。彼は特別な存在だ」。ガルチャも、イタウマの技術の高さを称賛する。「私が魅了されるのは、彼がボディブローとヘッドブロー、アッパーカットを巧みに組み合わせるところだ。難しい角度ではなく、小さなステップで的確に間合いを詰める。それが彼を完成されたファイターにしている」。
現在、イタウマは7対1の圧倒的有利と見られている。この試合に勝利すれば、史上最年少のヘビー級王者となる可能性が現実味を帯びてくる。そして、その先にはサンチェス戦、さらにはヘビー級統一戦への道も開けるだろう。ヘビー級に再び熱狂の時代が訪れるのか。若き怪物イタウマの拳が、その答えを導き出す。
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