世界1位サバレンカ、トロントでアレクサンドロワにまさかの3セット敗戦
トロントで行われている女子テニス・カナディアン・オープンで、シード選手に衝撃が走った。世界ランク1位のアリーナ・サバレンカが、ロシアのエカテリーナ・アレクサンドロワに6-7(3)、6-4、4-6で敗れたのだ。
第1セットはタイブレークの末に落としたサバレンカだったが、第2セットを奪い返して勝負は最終セットへ。決勝セットでは序盤にブレークを奪ってリードを築いたものの、その後自らのサービスゲームを3度も落とすなど、精彩を欠いた。今季、サバレンカは3セットマッチを10試合戦って6敗目。勝負どころでの粘りに課題を残す結果となった。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 「難しい試合になると分かっていた。それ以上の期待はしていなかった」とアレクサンドロワは試合後、穏やかな口調で振り返った。「とにかくアグレッシブにプレーしようと心がけた。たとえアンフォーストエラーが多くなってもね。彼女のサーブは大きな武器だから、リターンでプレッシャーをかけようと思った。そうすれば、彼女に余裕を与えず、テンポを速くできる」と、勝利の鍵を自分の戦術に求めた。
サバレンカは3月のマイアミ・オープン優勝以降、ツアーで決勝進出が一度もない。今大会はウィンブルドン(4回戦で大坂なおみに敗戦)以来の実戦だった。直近5大会のうち3つで準々決勝にすら届いておらず、今季の戦績は38勝7敗。世界1位として、やや不安定な時期を過ごしている。
一方、元トップ10選手のアレクサンドロワはここ数カ月、ジェットコースターのような状態が続いていた。1月以降、15大会で連勝がなく、アブダビ・オープンでは準優勝、バート・ホンブルク・オープンでは準々決勝進出という成績だった。「これがサプライズかどうかは分からない。大会前に良い試合もあれば、そうでない試合もあった。自分が正しいことをしているという感覚を取り戻しつつある」と、まだ完全な状態ではないとしながらも、手応えを口にした。
サバレンカの敗退で注目を集めたのは、やはりイガ・シフィオンテクの存在だ。第2シードのシフィオンテクは、マルタ・コスチュクに3-6、6-1、6-2で逆転勝ち。5月以来となるWTAツアー準々決勝進出を果たした。この勝利で、シフィオンテクはWTA1000大会で5年連続4回以上の準々決勝進出を達成。これは2009年のシリーズ導入以来、アグニエシュカ・ラドワンスカとシモナ・ハレプにしか成し得なかった記録だ。「激しい試合だった。スコアほど差はなく、どのポイントも譲らなかった。最後まで自分のゲームを改善できたことに満足している」と、シフィオンテクは充実感を漂わせた。
シフィオンテクは次戦、第3シードのジェシカ・ペグラを6-3、6-3で破ったディアナ・シュナイダーと対戦する。アレクサンドロワは、アマンダ・アニシモワを6-2、6-4で下したエリナ・スビトリーナと準々決勝で激突する。トロントのコートは、これからさらに熱を帯びていく。
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