ピアストリ、2008年型マクラーレンを体験「顔がほころんだ」旧車の魅力と現代F1のギャップ
マクラーレンのオスカー・ピアストリが、往年のF1マシンを実際にドライブし、その魅力にすっかり惹かれた様子だ。彼が乗ったのは、フェルナンド・アロンソが2007年に駆ったマクラーレンと、ルイス・ハミルトンが2008年にタイトルを獲得したマシン。ピアストリはハンガリーで「本当に楽しかった。それだけは言える」と語り、旧世代マシンとの対話を楽しんだことを明かした。
F1は2026年シーズンに向けて車両レギュレーションを大幅に改正。グラウンドエフェクト規定からの転換やパワーユニットの大変更が行われたが、新車そのものはドライバーに好評な一方、エンジン性能には批判が集まっている。この流れを受け、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は2030年代初頭の次期レギュレーションで、よりシンプルで音量の大きいV8エンジンへの回帰を改めて提唱している。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 2026年規定への反発から、SNS上では過去のマシンへの郷愁が広がっている。ピアストリ自身も「子ども時代にテレビで観て育ったマシンは、実際に速いかどうかに関係なく、いつだって格好良く見えるものだ」と持論を展開。「2007年と2008年のマシンを運転して、降りたときにはかなり大きな笑顔が浮かんでいた」と振り返る。
彼が特に感銘を受けたのは、軽量なボディと当時のエンジンが奏でるサウンドだ。「あの時代のマシンは信じられないほど軽くて、音も特別。今のマシンももちろん速いけれど、テレビで観て育った者としては、どうしてもノスタルジーを感じてしまう」と語る。
一方で、現行マシンのパワーユニットについてはベルギーGP後に痛烈な批判を展開。ドライバーの操作がアルゴリズムによって大きく制限されていると指摘していた。新旧マシンの比較論は今後も続きそうだが、レジェンドたちの足迹に触れたピアストリの笑顔は、F1ファンの心にも深く響いたに違いない。
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