メルセデス、ラッセルのエンジン亀裂に頭抱える…修復は可能か?
メルセデスが頭を抱えている。ジョージ・ラッセルのF1エンジン、修復できるのか? ハンガリーGPでラッセルを襲った悲劇は、単なるトラブルでは終わらなかった。予選中に水圧低下を検知し、Q3終盤でマシンがコース上にストップ。原因はエンジンに生じた「亀裂」による水漏れだった。
メルセデスは急きょ、2026年シーズン4基目のパワーユニットを投入。これは無ペナルティで交換可能な最大数であり、次に交換すれば自動的にグリッド降格が確定する。トト・ヴォルフ代表は「修理できるかどうかは分からない。かなりの亀裂がある」と認め、ラッセルの今後のタイトル争いに暗雲が立ち込める。
チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリはすでにルイス・ハミルトン(フェラーリ)に対し50ポイントのリードを築き、ラッセルは59ポイント差に広がった。ヴォルフは「エンジンペナルティはできれば避けたいが、いつ、どのサーキットで受けるか決断が必要だ」とコメント。さらに「モンツァは後方スタートになってもプレッシャーから解放される」と冗談めかして付け加えた。
決勝レースでもラッセルは不運に見舞われた。スタートでアンチストールが作動し、一気に後退。そこから見事な追い上げを見せたものの、7位フィニッシュに終わった。一方、アントネッリは3位表彰台を獲得し、タイトル争いを優位に進める。
ラッセルは「失望するポイントはもう過ぎた」と苦笑い。「毎日失望していてはキリがない。ポジティブでいるしかない。またテクニカルな問題でレースを台無しにされたが、ペースは良かった。チーム曰く、誰にも負けていなかった。それはここ2〜3戦なかったことだ。ただ…今シーズンに起きていることのリストが信じられない」と語った。
メルセデスの信頼性は「良くなかった」とヴォルフも認める。夏休み明け、ラッセルはエンジンペナルティを回避できるのか。あるいは、アントネッリのために戦略的にペナルティを受けるのか。チームの決断が、2026年F1タイトル争いの行方を大きく左右する。

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